2021-11-30
減価償却という言葉、あまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、どんな意味があるのでしょう。
減価償却とは、建物が経年劣化によって価値が下がっていくという考え方で、不動産売却においては売却益の計算に必要になります。
この記事では、マンションなどの不動産売却をお考えの方に向けて、減価償却の計算方法と注意点をお伝えします。
\お気軽にご相談ください!/
減価償却とは、不動産は「建築してから何年経っているのか」によって価値が変わるという考え方です。
ノートパソコンやスマートフォンなども減価償却の対象になりますが、マンションや一戸建てなどの建物も対象となります。
しかし、土地部分は年月が過ぎることによる価値の減少はないので、減価償却には含まれません。
取得費用を耐用年数で割ると減価償却費となり、事業として購入した不動産であれば、毎年一定額を経費として計上することができます。
この記事も読まれています|岡崎市で不動産売却!費用はいくら?事前にチェックポイントをおさえよう
\お気軽にご相談ください!/
不動産売却においては、売却益にあたる譲渡所得の計算のために減価償却費が必要になります。
譲渡所得の計算は、売れた金額から取得費や売却にかかった経費を差し引いて計算します。
このとき、取得費は当時の購入金額ではなく、毎年価値が減少していることから減価償却費を差し引きます。
減価償却費を求めるには、通常、定額法とよばれる計算方法を用います。
定率法という計算方法もありますが、2016年4月以降に購入した不動産の場合、定額法しか認められていません。
定額法とは、購入時の費用を耐用年数で割って算出する方法です。
定額法での計算方法は、減価償却費=不動産購入額×0.9×償却率×経過年数です。
償却率とは、1年ごとにどれだけの価値が喪失しているのかの指標で、物件の構造ごとに決められている法定耐用年数から算出します。
この記事も読まれています|岡崎市で不動産売却!費用はいくら?事前にチェックポイントをおさえよう
\お気軽にご相談ください!/
次に、不動産売却で減価償却費を計算するときの注意点をご説明します。
取得費の計算に使用される減価償却費ですが、当時の購入代金が分からない場合は概算取得費が適用されます。
概算取得費は、売却額の5%として計算されます。
取得費用が大きいほうが、譲渡所得は小さくなりますが、概算取得費が適用されることで、譲渡所得が大きくなり税金も増えることになります。
また、法定耐用年数を間違えてしまうと、減価償却費が正しく計算できなくなるので注意が必要です。
法定耐用年数は不動産の構造によって異なるので、国税庁のサイトで確認することをおすすめします。
この記事も読まれています|岡崎市で不動産売却!費用はいくら?事前にチェックポイントをおさえよう
不動産売却では、売却益にかかる税金を計算するために減価償却の考え方が必要になります。
計算方法は少し複雑で注意点もありますが、正しく税金を納付するためにも、基本的な考え方を理解しておきましょう。
岡崎市を中心に愛知県で不動産売却をご検討中の方は、「ワンズ・ホーム岡崎」のホームページより、無料査定依頼をご利用ください。
24時間、不動産査定依頼を受け付けております。
土地売却のタイミングを決めるのはなかなか難しいものです。 今回はそんな土地売却のタイミングを決める際に大切な地価公示の動向と人口動態から、岡崎市における土地売却のタイミングについて解説していきます。 岡崎市を中心に愛...
2022-03-29
不動産売却を検討する際は、適切なタイミングでスムーズに売却したいと考える方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、愛知県岡崎市で不動産売却を検討している方に向けて、岡崎市の不動産売却のタイミングを知るために、大型...
2022-03-22
近年、地震や火山噴火、豪雨などによる大規模な災害が多発していることを背景に、各自治体がハザードマップの作成を進めています。 災害時に住民が迷わず避難できるよう住民目線で作成されるハザードマップですが、不動産取引におい...
2022-03-15
近年、空き家が増加していることが問題となっています。 所有している空き家をどう管理したら良いかわからないとお悩みの方もいらっしゃることでしょう。 今回は、愛知県岡崎市で空き家を所有している方へ向けて、岡崎市の空き家対...
2022-03-08
最近では洋室をメインとした物件が多いです。しかし、将来的なことを考えると、和風の部屋も見逃せないでしょう。どっちがいいか迷ったら、それぞれのメリット・デメリットを比較してみてください。和室と洋室のメリットまず和室のメリッ...
2023-10-28
不動産の価格を調べる方法には、「不動産鑑定」と「不動産査定」の2種類があります。そのため不動産の売却を考えているときに、「鑑定と査定のどちらを受けたらいいの?」と迷う方もいるようです。不動産鑑定と不動産査定では、価格に違...
2023-10-07
売却をする側としては、自身の住宅がどの程度高く売れるのかが気になるところでしょう。売却の際の重要なポイントは、不動産屋選びと、不動産売却の契約不適合責任などの不動産会社との契約について知識をもつことです。売買契約を結ぶ際...
2023-10-07
相続などで空き家を所有している方のなかには遠方にあるなどの理由から、つい放置してしまっている方もいるかもしれません。しかし空き家を放置すると、さまざまなトラブルの原因となってしまいます。とくに空き家では火災のリスクが高く...
2023-10-01