結露しやすい原因は?売却においてのデメリットや対処について

2023-07-09



結露しやすい不動産をお持ちの方は、売却したいと思っても売れないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結露によるデメリットや、克服して売却する方法もお伝えしますので、湿気による影響でお困りの方は、ぜひお読みください。


売却したい不動産が結露しやすい!原因をご紹介


結露しやすい、室内の湿気が多いなどは気候の影響もありますが、その他の原因も知っておくべきです。
冬に多い現象ですが、発生要因を知ると改善するきっかけが見つかり、対策を立案しやすくなります。

結露の原因は湿気?他には?
冬に多く発生しやすいのは、建物の内側と外側の気温差が原因です。
夏に冷たい飲み物を入れたコップの外側に水滴ができるように、暖かい空気が冷えた場所に近づくと、保有できる水蒸気量が減少します。
空気が保有できなくなった水蒸気が液体に変化し、コップや窓にくっつくのが、結露の発生メカニズムです。
もちろん、湿度が高いなど、空気中の水分が多いと、発生しやすくなります。
さらに、建物の内と外の気温差が大きいと、発生する量や頻度も比例して増加傾向です。
近年は、エアコンの普及も相まって気温差が拡大しており、発生する頻度が高まっています。

建物に発生する原因はある?
断熱性の高い建材やアルミサッシを利用する物件が増え、住宅の気密性が高くなっています。
気密性や断熱性が高いと、外部との温度差が拡大しやすくなり、結露の発生につながります。
高断熱住宅は室温を一定に保つ効果があり、省エネ性能が高く、快適な住環境を保つなどのメリットがあり人気です。
しかし、このような構造の住宅では、結露が窓の内側に発生する以外に、壁の内部に施工してある断熱材に付着するケースもあります。
壁の内部では、水滴は逃げ場所がなく、溜まる一方です。
そのうえ、外壁と内壁の間の湿気が室内に侵入するのを防ぐ目的で、防水シートを取り付ける工法が定着しています。
気密性の高さを追求した結果、結露が発生しやすくなってしまいました。


部屋干しや不動産の老朽化も湿度が高くなる原因?
花粉や黄砂などの付着を避ける他、人目を気にする、時間に関係なく洗濯物が干せるなどの理由で、部屋干しする方が増えています。
その結果、室内の湿度が高くなることで、結露を誘発しているケースも見逃せません。
また、構造に関係なく、老朽化した家では、雨漏りや外壁からの雨水の滲みこみも発生します。
雨天のたびに壁や柱に滲みこんだ水分は、乾燥した天候が続いても建物内部に残り続け、室内の湿度は下がりません。
この湿度が結露になる悪循環になっています。


売却したい不動産が結露しやすい!デメリットは?


結露しやすい不動産は、同じ築年数でも劣化している恐れがあり、査定価格が低くなる可能性があります。
高額での売却が見込めなくなると、資産計画を練り直さなければなりません。
この他のデメリットもお伝えしますので、今一度物件を点検しましょう。

湿気が原因?カビやダニが発生しやすい
湿気が多いと、壁や床、畳などにカビが発生しやすくなり、売却前に交換するなど費用がかかる点がデメリットです。
ダニも湿気を好むことから、畳の内部に多く発生している可能性があり、交換しなければなりません。
カビやダニは、アレルギー反応の原因であり、アトピー体質の方や気管支喘息などの持病のある方は、症状が悪化する恐れがあります。
また、湿度が高いことで、関節リウマチなどを患っている方は、患部が痛くなる可能性も否定できません。
気密性が高く、快適に暮らせるはずの建物が、体調不良を誘発してしまいます。

壁の内部に溜まった水分による影響は?
室内の湿度を逃がさない構造は、内壁と外壁の間に水分が溜まり続け、柱や梁などを傷めることもあります。
窓についた結露は、取り去ることができても、壁の内側に発生した水滴は拭き取れません。
結果的に残り続け、内部や構造部分から腐食してしまいます。
壁や床の貼り替えは、比較的簡単に対応できますが、構造部分が腐食してしまうと、手の施しようがありません。
耐震性や耐久性の低下により、地震の揺れや台風などの大風で倒壊する危険性も高くなります。
気づかない間に、安心して暮らせない家になっていることもデメリットです。

湿度が高い家はシロアリも発生しやすい?
シロアリは、湿度が高い環境を好むため、建物内部に水分が溜まる家は発生しやすくなります。
おもに木材を食し、被害のほとんどは床下です。
建物内部でシロアリを確認できるようになったときには、すでに深刻な状況になっています。
床下部分の空洞化や床材の損傷などにより、床面が抜ける他、家屋が傾いてしまうなど被害は甚大です。
シロアリを見かけたら、シロアリ駆除の専門業者に依頼すると、被害の拡大を食い止めることはできます。
しかし、被害が発生した部分は、取り換えができない構造に関わる場所が多く、工事費が高額になる点もデメリットです。


結露しやすい不動産!売却する方法と注意点をご紹介



湿度が高く、結露しやすい不動産を売却するときは、そのままでは買い手がつきにくくなります。
対策を講じてから売却する方法と、売買契約を締結する際の注意点をご紹介しますので、売却前にぜひお読みください。

壁や床は売却前の修繕がおすすめ?
カビが生えたままでは売れ残るため、壁や床などは修繕し、畳は交換してから売却します。
その際、断熱リフォームをおこなうと湿気対策になり、資産価値の向上も可能です。
断熱リフォームでは、壁の内部や床下に防湿シートを入れ、窓を二重窓に変更します。
窓枠の交換など費用が高額になる場合は、コーティングシートを貼るだけでも湿気対策に有効です。
畳は取り替えるだけでなく、フローリングも検討しましょう。
フローリングに変更した場合は、障子や襖もカーテンや仕切りにかえるなど、部屋全体をコーディネートします。
多くの中古物件は、築年数が経過するとキッチンや風呂場、トイレなどの水回りを修繕しなければ売却できません。
湿度の高い家はとくに劣化しているため、必ず修繕工事をおこないます。

構造部分の劣化した物件の売却方法は?
シロアリなどによって構造部分の損傷が激しい場合は、建物を解体して更地化すると、売れやすくなります。
修繕工事をおこなっても費用の上乗せが困難な場合も、解体を検討しましょう。
更地にすると、土地活用がしやすくなるなどのメリットがあります。
ただし、湖や沼を埋め立てた土地や、水辺に隣接する地域は、軟弱な地盤により活用しにくい土地です。
接道義務を果たさないなどの再建築不可物件は取り扱いが難しいため、仲介を依頼した不動産会社と相談しながら、売却方法を検討しましょう。

湿気による影響が心配な物件を売却するときの注意点
購入を希望する方への不動産売却では、引き渡した後に損傷や劣化が見つかった場合は、契約不適合責任に基づく賠償請求を受ける可能性が残ります。
請求を受けないためには、売買契約前に、把握している劣化や損傷を相手に伝える「告知義務」を果たさなければなりません。
売却時のトラブル回避のためにも、仲介を依頼した不動産会社に把握している損傷を隠さずに伝え、契約不適合責任を果たせるようにアドバイスを受けましょう。

まとめ


結露しやすい不動産は、気密性の高さによる外部との気温差や、室内干しなどで屋内の湿度が高くなるのが原因です。
壁の内側に水分が溜まりやすくなり、構造部分に損傷が生じる他、カビやダニ、シロアリが発生しやすいなどのデメリットがあります。
修繕や断熱リフォーム工事などの対策や、更地にしてから売却しましょう。
私たちワンズ・ホーム岡崎は、岡崎市を中心に売買仲介を営んでいる不動産会社です。
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